ベースの指弾きのやり方&コツ!初心者必見

うまくベースの指弾きができなくて、困っていませんか? ベーシストとしてワンランク上に上がるためには、指弾きのマスターは必須です。しかし、うまく指が動かせなかったり、指の動きが止まってしまったりすると、練習のモチベーションが続きませんよね。この記事では、ベースの指弾きの方法を解説します。音が一気にプロ並みに変化する、具体的なコツや練習方法についても紹介するので、読了後はベーススキルがぐっと上がっていることでしょう。初心者ベーシストの方はもちろん、技術の伸び悩みに悩んでいる方も、ぜひご覧ください。

 

ベースの指弾き・ピック弾きを比較

まず、指弾きとピック弾きの内容を比較してみましょう。ピック弾きとの違いがわかると、指弾きの上達も早くなるはずです。

 

指弾きについて

指弾きとは、その名のとおり、指でベースの弦に触れて演奏することです。どの指を使うかは自由ですが、人差し指と中指を使う方法がスタンダードでしょう。ちなみに、早弾きを好むベーシストは、薬指を追加した3フィンガーピッキングや、親指を追加した4フィンガーピッキングを選ぶこともあります。指弾きのメリットとデメリットは、以下の通りです。

 

メリット…やわらかくてあたたかい音が出せる。ピックを購入する必要がない。スラップがしやすい。難しいフレーズを弾きやすい。音の強弱が出しやすい。

デメリット…マスターするまでに時間がかかる。練習時にマメができる可能性が高い。爪を伸ばせない。

 

一般的に、ベーシストの大多数が指弾きを選んでいます。ニュアンスのある音をつくりやすいため、指弾きを習得すると、演奏表現技術が格段に上がるでしょう。

 

ピック弾きについて

ピック弾きは、指ではなく、ピックで弦をはじいて演奏する奏法です。使用するピックの形状は人によって異なりますが、太いベースの弦でもはじきやすい大きめのサイズを選ぶ人が目立ちます。材質によって音質が変わるため、複数のピックを使い分ける人も少なくありません。ピック弾きのメリットとデメリットは、以下の通りです。

 

《メリット》

・ロックに最適な、ゴリゴリの音が出せる

・指が痛くならない

・グルーヴ感を出しやすい

・少ない練習時間で弾けるようになる

《デメリット》

・音の表情を変えにくい

・スラップがしにくい

 

指弾きと比べると選ぶ人数が少ない奏法となります。しかし、ギターからベースに移行した人は、ピック弾きを選ぶケースが多いようです。強い音圧が出せるため、激しいジャンルの音楽を演奏したい人におすすめします。

 

ベースの指弾きのやり方

次に、指弾きのやり方をご説明します。基本的なところから解説するので、ベースを始めたばかりの人はチェックしてみてください。

 

➀手を正しいフォームに置く

まず、手を正しいフォームに位置させます。親指をピックアップの上にのせて、適度に力を抜いた状態で手をボディに触れさせてください。この際、やわらかい音が出したい場合はネック側のピックアップに、かための音が好みの場合はブリッジ側のピックアップに親指を乗せましょう。

 

➁指を交互に動かして弦をはじく

基本フォームを崩さないように意識しながら、指を交互に動かして弦をはじき、演奏します。最初のうちはうまく交互に動かせないかもしれませんが、練習するうちになめらかな動きができるようになるでしょう。ちなみに、指の腹を使って弾くとやわらかい音に、指先を使ってはじくとかたい音になります。また、あえて親指で弦に触れ、ミュートするというテクニックも有名です。慣れてきたら、自分の出したいニュアンスに合わせて弾き方を変えてみましょう。

 

ベースの指弾きのコツ

ここからは、指弾きのコツをご紹介します。うまく弾けない人も、これを参考にすれば上達が早くなるでしょう。

 

指は付け根から動かす

指弾きをする際は、指を付け根から動かしましょう。それ以外の関節は、軽く曲げるだけにとどめます。初心者は指先だけで弦をはじきがちですが、これでは安定した音が出せません。指の付け根から動かすことで、疲れにくい美しいフォームが実現します。しかし、このフォームよりもきれいな音が出しやすいフォームがある場合は、そちらを選んでもかまいません。重要なのは、出す音の美しさです。

 

力を入れすぎない

これは指弾きに限った話ではありませんが、とにかく脱力して演奏することを心がけましょう。緊張してガチガチになった状態で演奏すると、思いどおりの音は出せません。指先がピンと伸びていたり、関節が強く曲がっていたりすると、スムーズな演奏は難しいでしょう。強い音を出すには、逆に手の力をゆるめることが必要です。弦を斜めに押すようなイメージではじくと、弱い力でも強めのかっこいい音が出せます。

 

指は振りかぶりすぎない

勢いよく振りかぶって弦をはじくと、アタック音が悪目立ちしたり、フォームが崩れたりするため、初心者には好ましくありません。「弦に指を当ててからはじく」という丁寧な弾き方が基本形なので、まずはそちらを習得しましょう。弦に指先をぶつけるような弾き方は、上級者向けのステージパフォーマンスとして身に付けるようにしてください。

 

指の音圧をそろえる

使用する指の音圧をそろえることも重要です。すべての指の音圧がばらばらだと、音量やトーンも変わってしまうため、きれいな音にならないことが大きな理由。均一な音が出せるようになると、安定感とメリハリのあるサウンドになります。ポイントは、弦に触れる指の長さを均等にすることです。手首をひねって角度をつけると、指先の長さが揃うので試してみてください。

 

ベースの弦を変える

もしも練習時に指が痛くなって指弾きがつらく感じる場合は、弦を変えてしまう方法もおすすめします。ライトゲージに区分される弦に張り替えれば、指の痛みが少しでも軽減されるからです。弾きやすさに定評のある、ナイロン弦を選ぶのもいいでしょう。練習そのものがいやになると元も子もないので、楽しく練習が続けられるような環境を整えることが大切です。

 

ベースの指弾きの練習方法

続いて、指弾きの練習方法を解説します。おすすめの練習方法は、「8ビートのオルタネイトピッキング」です。メトロノームやリズムアプリを使って一定のリズムを再生し、そのテンポにあわせて人差し指と中指で8ビートを刻んでいきます。最初はBPM50程度のゆっくりしたリズムから始めて、次第にテンポを上げてください。

 

ちなみに、人差し指と中指のどちらから動かし始めても問題ありません。最終的にはどちらから始めても弾けるようになるべきですが、最初はやりやすい方で大丈夫です。

 

この練習方法を続ければ、少しずつ指弾きのテクニックが向上していくでしょう。また、指弾きに必要な手の筋肉も同時に鍛えられるはずです。最初のうちはうまく弾けず、もどかしく思うかもしれませんが、丁寧な練習が上達を早めます。地道に練習を重ねてください。

 

ベースの指弾きのコツを掴むには

ベースで指弾きができるようになるには、うまく指の力を抜いて安定した音を出すことが必要です。ピック弾きと違い、弦の触れ方に慣れるまで時間がかかりますが、一度マスターすると多彩な演奏ができるようになるでしょう。今回ご紹介したコツや練習方法を参考にして、指弾きが上手にできるように練習してみてください。

 

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