ベース初心者へのワンポイントアドバイス

初心者の方からこんな声を聞きます。 「ベースを弾いているときにうまく指が動かないのはどうしたら解決しますか?」

 

つまりは運指がうまくいかないということですね。 この課題は誰もが悩んで、プロになっても悩む話です。

 

では、プロのベーシストがどのように解決してきたかお話していきましょう。

 

まずは弾く前に指のストレッチ:

運動する前に体をほぐすように、楽器を演奏するときも指や体をほぐし、指をあらかじめ動きやすくします。指一本一本を良く伸ばし、開きやすくしましょう。

 

左手(弦を抑える手)だけでなく、右手(弦を弾く手)も同じようにしましょう。

 

ベースのネックの状態の確認:

頻繁に行うものではありませんが、楽器のメンテナンスも重要なポイントの一つです。

 

ネックの反り具合、弦の張り、チューニング、弦高、弦のすべり具合といった細かい点にはなりますが、弾き手によってメンテナンス方法も変わってきます。自分自身の一番ベストな状態を常に把握しておきましょう。

 

様々なパターンの運指を練習しよう:

曲やリズムによって運指は多種多様に変化していきます。そんなときにフレットに指が届かなかったり、あるいは思ったように指が動かなかったりするミスタッチが起こるとテンションも落ちてしまったりします。

 

ましてや本番中に起こってしまったら演奏自体に大きなダメージを与えかねません。グルーヴやリズムを作り出す基盤のパートだけにミスタッチが無いように常日頃から運指の練習は怠らずに毎日行いましょう。

 

実際のプロはベースを弾かない日はありません。成長したいベーシストならばプロと同じくらいではなく2倍、3倍練習し、毎日必ず行いましょう。成長することを楽しんで楽器を演奏すればどうということはありません。

 

運指の練習フレーズと課題を決め、何度もメトロノームに合わせて弾くことでより効果を得られます。ひとつずつ自分自身の課題が何かをしっかりと認識し、足りない部分をどう補い、どうやってのばしていくかを考えるかどうかが、成長する人としない人との違いです。しっかりと自分の弱点を考えて伸ばしていきましょう。