ベースのノイズが発生する原因と対処法を紹介

ベースのノイズは意図して作り出すとかっこいいサウンドとなることもありますが、意図せずに発生するノイズは聞き苦しい雑音となるため悩ましい問題です。今回は、エレキベースを演奏する人にとって悩みの種となることが多い、ベースのノイズが発生する原因と対処法をご紹介していきます。

 

ベースノイズの原因

ベースノイズと一言で言っても様々な原因によって発生し、音の種類も異なります。ベースノイズの発生要因は大きく分けて2種類あり、外部から影響されるノイズと、演奏時に発生するノイズがあります。外部からのノイズは、私たちの生活空間に漂う電磁波がベースの信号に入り込むことでスピーカーからノイズとなって出力されてしまうのが原因です。演奏時のノイズは、楽器や機材の状態が悪く接触不良を起こしている時や、指が弦やブリッジに触れた時に発生します。それぞれ発生原因が異なることで適切な対処法も変わってくるので、まずはノイズの元を探る必要があります。

 

ベースノイズの対処法

ベースノイズの対処法として定番とされるのがシールディングです。シールディングには導電塗料を使用したもの、金属テープを使用したもの、ワイヤー、ピックアップをシールディングしたものなど様々な種類があります。よく使われるのはベースの音を拾うピックアップ自体をシールディングする方法で、高い効果が期待できるおすすめの方法です。これは、ピックアップの表面とコイル部分を銅箔などの伝導体で囲うことでノイズ対策をすることができます。その他、配線材を最小限に減らす方法や、配線に使われているワイヤーをシールド線に変える方法もあります。気をつけなければならない点として、シールディングをやりすぎると高音が抑えられてしまうなど、元の音質に影響を及ぼすこともあるため、ご自身の出したい音質に合わせて適切な対処法を検討することが大切です。処理方法が多すぎてどのように対処してよいか悩んでしまう人も多いと思いますが、その場合は楽器店や音楽教室など、プロのスタッフに相談するのも理想とするサウンドへの近道と言えるでしょう。

 

せっかく演奏テクニックを習得しても、音にノイズが混じってしまっては綺麗に聞こえず、せっかくの音が台無しになってしまいます。原因の元を突き止めて適切な対処をすることで解決することができるので、ノイズが気になる方はぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてください。始めのうちはどこが問題なのかわからないことも多いと思うので、楽器店に相談するのもおすすめです。慣れてくれば耳でノイズの元や対処法がわかるようになってくると思うので、繰り返し実践を続けていきましょう。