ベース初心者が練習曲にするならどんな曲がいい?

ベースの基礎練習をある程度終え、何か曲を演奏してみたいというベース初心者の方におすすめの練習方法をご紹介します。どんな曲が初心者の練習に適しているのか、曲を練習するときに気を付けるべきことは何なのかをまとめました。基礎を怠らずに、着実にステップアップしていきましょう。

 

ベース初心者が練習曲を選ぶ際のポイント

練習曲は、やっぱり自分の憧れのアーティストの好きな曲を弾きたいと思うでしょう。しかし、ベース初心者がいきなり難易度の高い曲を選ぶと、早い段階で挫折してしまうことにつながります。したがって、練習曲選びは重要です。テンポが速すぎず、楽に指を動かせる曲を選びましょう。

 

そして、ルート弾きが中心となっている曲を選ぶのがよいです。ルート弾きは基本でありながら、上級者になっても使えるテクニックです。初心者のうちから、しっかりと身に着けておくとよいでしょう。単純なコード進行の曲が練習曲には最適です。ロックやメタルなどの激しいテンポの曲ではなく、ゆっくりとしたテンポのポップスがおすすめです。

 

練習曲を弾く際に気を付けるべき点は?

ベースを始めたのなら、曲を弾けるようになりたい気持ちが出てくるのは当然のことです。しかし、基礎練習ができていない段階で、練習曲を弾くと、上達できなくなってしまいます。まずは、基礎練習を怠らないこと、基礎練習が終わって、練習曲に入って難しくなっても、ベースの基本的な考えを失わないようにしましょう。練習曲が難しくなってくると、弾くことに集中してしまって、手のフォームが崩れてしまいがちです。気を張りすぎず、リラックスした状態で演奏できるように心がけましょう。

 

ベースのネックを少し前に出すことで、左ひじが窮屈になりません。そして、ボディを右ひじに構えて持ちましょう。そして、左手は力み過ぎないようにして、最小限の力で弦を押さえます。ポイントは、弦を指の腹ではなく、指先でおさえるようにすることです。また、リズムに関しては、メトロノームが刻むクリック音だけでなく、裏クリック音も意識するとよいです。自分で上手にリズムを刻むことができるようになります。

 

最後に、右手の力の入れ方です。弦をはじく一瞬だけ力をいれるようにして、そのほかのときには力をいれないようにしましょう。こうすれば、綺麗な音が出せるようになります。

 

ベースで練習曲を弾く前には、しっかりと基礎練習を行なっておきましょう。そして、練習曲に入っても、基礎を怠らずに、手のフォームや力の入れ方、構え方などが乱れてしまわないように注意しましょう。単純なコードでゆっくりとしたテンポの曲を選び、弾けるようになると自信につながります。