ベースチューニングの3種類の方法とは?

ベースのチューニングの方法は一つだけではありません。代表的な3種類のベースチューニングの方法について、ベース初心者の方でもわかるようにご説明します。チューニングの仕方がわからない、なかなかうまくいかない、という方は、ぜひこの方法を試してみてください。しっかりチューニングして、正しい音で曲を演奏しましょう。

 

3種類あるベースチューニング・その1『レギュラーチューニング』

レギュラーチューニングは、ベースの基本的なチューニングです。まずはこの方法をしっかりとマスターしましょう。はじめに、ベース本体のボリュームを0にします。そして、ベースとチューナーをシールドでつなぎます。チューナーの電源を入れて、ベースの音量を上げていきます。次に4弦の音をEに合わせる作業をします。一番太い弦である4弦を弾き、チューナーのEのランプが点灯するように調整します。ペグを時計回りに回すと、音が低くなります。反時計回りに回すと、音が高くなります。高くなる方に巻きすぎると、弦が切れてしまうので、注意が必要です。この手順で、3弦はA、2弦はD、1弦はGに合わせていきます。ネックへのダメージを避けるために、4弦から1弦の順番でチューニングしましょう。チューナーは、シールドでつなげ、音の高低は針が触れてわかる従来式のもの、クリップ式の電子タイプなどがあります。スマホのチューニングアプリもあるので、活用してみてください。

 

3種類あるベースチューニング・その2『フラット・チューニング』

フラット・チューニングは半音下げチューニングとも言います。これは、先述したレギュラーチューニングから、全ての弦を半音下げるチューニング方法です。曲によって、フラット・チューニングをしたベースを使用するというバンドも多いです。4弦はEフラット、3弦がAフラット、2弦がDフラット、1弦がGフラットの音になるように、チューニングをします。レギュラーチューニングとは違った音色を楽しめます。

 

3種類あるベースチューニング・その3『ドロップDチューニング』

ドロップDチューニングは、4弦だけ1音下げてチューニングをする方法です。残りの弦は、レギュラーチューニングを同様の音に合わせてチューニングします。つまり、4弦がD、3弦がA、2弦がD、1弦がGにチューニングします。4弦の音を下げることにより、低くて重い音が出るようになります。ヘビーな洋楽などで活用されています。4弦を1音下げると張力が弱くなります。すると、弦をはじいたときの振動が大きくなり、よりドライブがかかったような音になります。

 

ベース初心者の方は、まずはレギュラーチューニングの方法をしっかりとおさえておきましょう。その上で、弾きたい曲に合わせて、フラット・チューニングやドロップDチューニングを活用していくとよいです。チューニングを怠らずに、正しい音で演奏していきましょう。