ベース初心者がやることって?基礎知識や練習方法など

 ベース初心者を卒業するには、いったい何が必要なのでしょうか。この記事では、ベース初心者が知っておくべき基礎知識や練習方法についてご紹介します。読了後は、ベーススキルを向上させる準備が整っていることでしょう。ベースを始めたばかりの人は、ぜひチェックしてみてください。

 

ベース初心者が知っておくべき基礎知識

どんな楽器でも、まずはその楽器に関する基礎知識を勉強しなければなりません。「ベーシストなら知っておくべき!」であるベースの基礎知識を、大きく3つに分けて解説します。

 

そもそもベースとは?

ベースとは、一般的にエレクトリックベースギターを指します。低音を担当する楽器であり、主にギターとドラムの間の音を埋める楽器です。バンドサウンドの核を担っており、ベースの安定感がバンドの音全体をまとめるといっても過言ではありません。メロディとリズムの両方を響かせるため、とても重要な役割を持っています。

 

見た目はエレキギターによく似ていますが、弦の数は主に4本(5弦ベースなども存在します)で、サイズは一回り大きいことが特徴です。エレキベース以外だと、クラシックに多く使われるコントラバス(ウッドベース)もベースの一種です。

 

ベースの選び方

ベースは、「自分がほしいと感じたものを購入すること」が一番でしょう。お気に入りのデザインのベースなら、毎日でも練習したくなるからです。

 

ただし、ベースのモデルには大きく分けて2つの種類があることを頭に入れておきましょう。プレシジョンベース(プレベ)とジャズベース(ジャズベ)の2種類です。

 

・プレシジョンベース(プレベ)

1951年に誕生した、世界初のエレキベースです。1957年に、デザインが現在の形になりました。力強い音が特徴です。コントラバス(ウッドベース)と違って、フレットが明確に分けられていることから、「プレシジョン=正確」という名前がつけられました。ピックアップは1つなので、コントロール部分もトーンとボリュームのみのシンプルな構造となっています。ボディのデザインはシンメトリーです。

 

・ジャズベース(ジャズベ)

プレベの上位モデルとして、フェンダーが発表したモデルです。名前に「ジャズ」とついていますが、どんな音楽ジャンルでも対応できるオールマイティなサウンドが人気を集めています。ピックアップは2つ設置されており、柔らかめの音と硬めの音を両方拾える仕様です。コントロールは、トーンと各ピックアップのボリュームの計3つが用意されているので、多様な音を作り出せるでしょう。なお、ボディのくびれは、アシンメトリーのデザインになっています。

 

この2種類のほかにも、攻撃的な音が出せるミュージックマンタイプなど、さまざまなモデルがあります。ベースでどんな音を出したいか、デザインに魅力を感じるモデルはどれか、よく考えてから選びましょう。

 

必要なアイテムとは

ベース本体以外に揃えておくべきアイテムは、以下のとおりです。

 

・アンプ

・シールド

・チューナー

・ストラップ

・ベースケース

・ピック

・ベーススタンド

 

スタジオのみで音出しをする場合、アンプは購入しなくてもいいでしょう。シールドはスタジオで貸し出してくれることもありますが、自分用のものを所持していたほうが安心です。

 

また、チューナーがなければ、正しい音で練習できません。立って演奏するならストラップも必要ですし、外出時の持ち運びに必要なベースケースも必須アイテムのひとつです。

 

ピックは、指弾きだけなら必要ないかもしれませんが、ピッキングの練習をするためにも念の為購入しておきましょう。加えて、ベーススタンドもおすすめです。部屋の中にスタンドを置き、ベースを立てておくと、弾きたいと思ったときにすぐ練習できます。

 

ベース初心者がやること

ベースを始めたばかりの人は、まずどんなことから始めればいいのでしょうか。上達が早くなる練習方法の流れをご紹介します。

 

正しいフォームでベースを構える

座って弾くフォームと立って弾くフォームを両方ともマスターし、正しい姿勢で演奏できるようにしましょう。美しい音は、美しい姿勢をつくることから始まるからです。疲れやすいフォームや癖のある姿勢で練習していると、思ったような音が出せないこともあります。ベースを構えるフォームは、意外と重要です。フォームの例は下記で説明します。

 

・座るフォーム

1.ベースのくぼみ部分を太ももの上に乗せる

2.脇を締め、ベース本体を体に引き付ける

3.ネックが前側に飛び出ていることを確認し、ボディ部分に軽く手を添える

 

・立つフォーム

1.ストラップを首にかける

2.利き手の腕と上半身でベース本体を支える

3.利き手の方の片足を軽く前に出す

 

体とベース本体が平行状態だと弾きにくいので、フォームの修正が必要です。ベースが体に対して少々斜めになっている方が、フレットを押さえやすいでしょう。そのうえで、体の2〜3点でベースを支え、安定した姿勢で演奏するよう心がけてください。

 

チューニングを行う

正しいフォームで構えられるようになったら、チューニングを正確に行います。4弦をE(ミ)、3弦をA(ラ)、2弦をD(レ)、1弦をG(ソ)に合わせましょう。自分の耳だけを使って、完璧にチューニングできる状態が目標です。まずは、チューナーやチューニングアプリを使って正確な音を覚えることから始めましょう。

 

スコアの読み方を覚える

スコアの読み方を勉強して、練習方法を学ぶことも重要です。ベースのTAB譜を読めるようになると、どんな曲でもコピーできるでしょう。TAB譜とは、ギターやベースに使われる特殊なスコアで、弦の押さえ方がひと目でわかります。読み方はシンプルなので、一度読み方を覚えればすぐに弾き方が理解できるはずです。

 

好きな曲を弾いてみる

基本的な準備が整ったら、まずは自分の好きな曲を練習してみましょう。練習のモチベーションを上げることが大切なので、「この曲を演奏できるようになりたい!」と以前から思っていた曲が適しています。ただし、あまりにも曲の難易度が高いと、ベースのスキルが身につくまでにやる気を失ってしまいがちです。初心者でも弾ける難易度の曲から、好きなものを選んでみてください。

 

ピッキングなどの基礎練習を行う

ある程度ベース練習の流れがわかってきたら、ピッキングをはじめとした基礎練習も始めましょう。正しいピッキングの方法を初心者のうちに覚えないと、変な癖がついてしまうからです。指弾きとピック弾きのどちらを選んでも、ピッキング練習の重要度は変わりません。メトロノームやリズムアプリを使って、一定のBPMにあわせて弦を鳴らしていきます。音の粒が揃っている、耳ざわりの良い音が理想的です。指弾きの場合は、どの指を使ってもばらつきのない安定した音が出せるように工夫しましょう。

 

初心者はベース教室に通うべき?

結論からいうと、初心者こそベース教室に通ったほうがいいでしょう。なぜなら、楽器を始めたばかりの人こそ、姿勢やピッキングなど、基礎的な内容を正確に覚えるべきだからです。自己流の弾き方が身についてしまうと、それをあとから修正するのに多大な労力がかかります。せっかくなら、最初からプロにベースの基本を教えてもらったほうが、早くスキルを伸ばせるはずです。

 

また、練習のやる気が持続しやすい点もポイントのひとつでしょう。ベースの練習は、反復練習が目立ちます。自分1人で練習を進めているだけでは、飽きやすいのも事実です。しかし、ベース教室に通って先生から指導を受ければ、「次の授業日までに上手になろう!」と適度なプレッシャーを感じられます。練習をサボることも減るため、上達スピードも早まるでしょう。

 

ベース初心者がやることを確認

ベース初心者は、必要なアイテムを揃えたあと、「正しいフォームを覚えること」「チューニングを行うこと」「スコアの読み方を覚えること」をマスターしましょう。その後、自分の好きな曲やピッキングなどの基礎練習を進めて、スキルを伸ばしていきます。

 

ベースを早く上達させたいなら、楽器を始めたタイミングでベース教室に通うことをおすすめします。ベーシストに必要な知識や技術を早めに習得しておいたほうが、これから難しい練習を進めた際、役立つでしょう。

 

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